
御住職!
火災保険とセットで地震保険を。地震保険は単独で加入することはできません!
地震保険は、火災保険とセットで加入することになっています。
また、火災保険を申し込んだ際に地震保険に加入しなかった場合には、途中から地震保険を加えることができますので、加入することをご検討ください。
地震保険の補償プランは一律で、全て同じ補償内容となっています。ご存知ですか?
- 居住用でない本堂には地震保険をかけられない
- 地震で起きた火災は、火災保険が使えない。
- 地震保険は、単独では加入できない。
地震保険を更に知って、寺院に必要な火災保険を寺院専門とアドバイザーと見直しませんか?
火災保険が古いままでは補償が不足することもあります。
定期的に寺院の火災保険は見直しましょう。
地震保険は居住用の建物にしか掛けられない
多くの本堂には居住用部分が無く、地震保険をかけられません。
しかし、庫裏等の居住用部分が構造上一体となっていれば、本殿や客殿・書院も地震保険に加入することが可能です。
地震保険に加入可能かはライフエッジまでご相談ください。
地震保険とは
地震保険は、「地震・噴火・津波を原因とする、火災・損壊・埋没・流失による損害を補償する保険」です。地震保険の保険金だけで必ずしも元通りに再建できるわけではありませんが、被災後の生活再建を支える役目を果たします。
大規模な地震により巨額な損害が生じる場合など、保険会社のみでは補償しきれない場合もあり得るため、地震保険では、政府が再保険をする仕組みになっています。

地震保険の対象は
地震、噴火またはこれらによる津波を原因とする、建物や家財の火災・損壊など。

地震による火災で建物焼失

地震によって建物が倒壊

地盤沈下で建物が傾いた

津波で建物が流れた
※下記の場合は保険金の支払いの対象になりません。
- 地震などの発生日の翌日から起算して10日経過後に生じた損害
- 地震などの際に、保険の対象の紛失または盗難によって生じた損害
- 故意もしくは重大な過失または法令違反による損害
- 戦争、内乱などによる損害
支払われる保険金は?
支払われる保険金は、建物や家財の損害の状況によって異なります。
保険金をできるだけ早く、公正に支払えるようにするため、損害の状況を下記のような4つに区分しています。損害の程度は、各保険会社が判断します。
損害の程度※1 | 損害の程度の認定の基準※2 | 支払われる保険金の額 | |
建物 | 家財 | ||
全損 | 主要構造部の損害の額が 建物の時価額の 50%以上 | 家財の損害額が家財の時価額の 80%以上 | 地震保険金額の100% (時価額が限度) |
焼失・流失した部分の床面積が 建物の延床面積の70%以上 | |||
大半損 | 主要構造部の損害の額が 建物の時価額の40%以上50%未満 | 家財の損害額が家財の時価額の 60%以上80%未満 | 地震保険金額の60% (時価額の60%が限度) |
焼失・流失した部分の床面積が 建物の延床面積の50%以上70%未満 | |||
小半損 | 主要構造部の損害の額が 建物の時価額の20%以上40%未満 | 家財の損害額が家財の時価額の 30%以上60%未満未満 | 地震保険金額の30% (時価額の30%が限度) |
焼失・流失した部分の床面積が 建物の延床面積の20%以上50%未満 | |||
一部損 | 主要構造部の損害の額が 建物の時価額の3%以上20%未満 | 家財の損害額が家財の時価額の 10%以上30%未満 | 地震保険金額の5% (時価額の5%が限度) |
全損・大半損・小半損に至らない場合 床上浸水または地盤面から45㎝を超える浸水※3 |
※1損害の程度が一部損に至らない場合は、保険金は支払われません。
※2建物と家財はそれぞれ別に損害の程度が認定されます。
※3主要構造部に損害が生じていなくても、この場合には水濡れによる汚損や汚物の流入等の損害が発生するため、一部損とみなして補償されます。
地震保険の保険料が改定されました… 京都は値下げ、見なおしのチャンス
地震保険の保険料は、お住まいの地域(都道府県)や建物の構造によって決まります。平成29年1月から保険料が改定されました。
多くの地域で値上げされたのですが、京都府など一部は3~7%も値下げ。
【日本経済新聞】~損害保険料率算出機構は地震保険の料率、19年に3.8%引き上げる。21年までに段階的に引き上げ、合計の上げ幅は全国平均で14.2%とする。
今回、京都は値下げされた地域ですが将来はわかりません。値下げのタイミングで地震保険を見直しておくことは有意義です。
地震保険は単独で加入することはできず、火災保険とセットで加入することになっています。地震保険の対象は建物と家財で、それぞれに加入する必要があります。なお、契約金額には建物、家財でそれぞれ上限が設けられています。
寺院における家財といえば本尊や須弥壇など一般とはかけ離れて高額なものがあり、加入済みの古い火災保険の中には補償が不足している場合もあります。
寺院専門のアドバイザーがご相談にのりますので、是非ライフエッジにご相談ください。
寺院の火災保険は建物評価額と保険価額のバランスが大切。無料でご相談を承ります。
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