前回、海外旅行保険の選び方で紹介したように、備えておきたいリスクは以下の3点でした。
- 旅行先での医療や救援費用の支払い
- 旅行中の持ち物の破損
- 個人賠償責任
しかし、渡航先によってその優先順位は大きく変わります。
あたらめてアジア地域のリスクを考えてみましょう。
アジア地域で起こるリスク
外務省の「2015 年(平成 27 年)海外邦人援護統計」によれば、アジアで日本人が被害にあった件数は6160件(6540人)。全体の34.2%でトップでした。(これは在外公館等により“認知”されたものに限るので実際はこれ以上の数になるはずです)海外安全ホームページ~外務省
他地域に比べトラブルにあう件数が多いアジア地域でも、国ごとの偏りがあり、全世界でも援護件数TOP3の「タイ」「フィリピン」「中国」は特に注意が必要です。また特徴的なのが男性に被害が多い点(4730人で全体の72%)です。年齢構成的には30~40代(2367人で全体の34%)が中心になります。
- タイ・フィリピン・中国は大使館などへの援護要請が多い
- 被害者の7割が男性
- 仕事世代の30~40代の被害が多い
更に中身を見てみると、事故災害では交通事故被害74人(全体の58%)と圧倒的で、レジャー18人や自然災害15人などが後に続きます。犯罪被害では窃盗被害人数が850人(犯罪被害の約64%)と大多数を占め、詐欺261人や強盗・強奪80人、傷害・暴行59人が続きます。その他、傷病による死亡者が309人(報告された死亡者の84%)に及ぶことも無視できません。
- 事故災害は交通事故が半数以上
- 犯罪被害は窃盗が半数以上
- 死亡者の8割が傷病によるもの
アジアでそなえておきたい補償は?
- 旅行先でケガや病気になり高額の費用を請求された~治療・救援費用保険など
- 持ってきたスーツケースやカメラを盗まれた~携行品損害保険
- 飛行機や交通機関のトラブルによる予想外の出費~偶然事故対応費用保険など
海外旅行保険の補償があれば速やかに支払いが可能になります。必要な時に必要なサービスが得られること、それが何よりのメリットです。
特に、傷病による死者の多いアジア地域では、万が一の時に適切な治療を受けられることが最重要となります。もちろん、最高の医療を受けるためには高額の治療費にも対応できることが大切です。
上記のケースに対応できる保険を選ぶことをおすすめします。
選ぶ最後の決め手は
調査によると保険の加入要因は「商品内容」だそうです。次の決め手は「保険料」ではなく、実は「加入前に相談できる相手」です。調査でも20%の人が「親身になってくれる代理店」を加入要因に挙げていました。
旅行前にぜひ相談してください。今、加入済みの保険で活用できそうな特約を含め、本当に必要な保険を提案いたします。加入後の疑問や、補償内容の相談もお気軽にお問合せください。
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